≪来日ロミオ&ジュリエット≫感想①

懸賞 2012年 10月 07日 懸賞

まず、作品全体の印象から

さすが、初演から10年かけて、上演される度に設定や曲の手直しがされてきただけあって、完成度の高い内容になっていると思いました。

ロミオとジュリエットの愛が深まるにつれ、ティボルトとマキューシオ(キャピレットとモンタギュー両家)の対立(憎しみ)も増してゆくという、《愛と憎しみ》が表裏一体という人間のもつ矛盾や愚かさが、この作品のテーマの一つなのでしょう。

ティボルトとマキューシオの心情を語る曲が何曲か追加され、ロミオとジュリエットの心情と同じくらいの比重で《愛VS憎しみ》が語られている印象です。

主役の二人ですが
ジュリエットのジョイは年齢を重ねかなり歌が上手くなってる印象です。
セシリアと交代してアジアツアーに参加した5年前に比べ、歌も演技も円熟実を増し、立派にカンパニーの看板を務めていました。

ロミオのシリル、
2007年からのベンボリオを卒業して、今回からのタイトルロールです。
念願のロミオを演じる緊張からか、初日の昨日はかなり緊張していたのでしょうか。
少し硬さがあったように思いましたが、回を重ねるうちにもっとのびのびと演じてくれるようになるのでしょう。
ダミアンの歌声が耳に貼り付いている、古くからの作品のファンには賛否の分かれるところだと思いますが、彼なりのロミオ像を創っていけば良いとおもいます。

初日ならでこそのアクシデントもあり(マイクトラブル、照明ミス、音響の調節など)ハラハラさせられましたが(ソウル公演ではしょっちゅうマイクが・・・)無事初日を終えてキャストもホッとしたのではないでしょうか。
カーテンコールでは《祈り(?)》と《20歳とは》が歌われ、スタンディング&喝采で盛り上がり、終演後は主要キャスト全員でホワイエ(ロビー)にてご挨拶がありました。

初演からティボルトを演じている(アジアツアーでは一時交代)トム・ロス、2007年から、若干20歳からマキューシオを演じているジョン・エイゼン、この二人が凄く頑張ってカンパニーを牽引しているなぁ~
舞踏会でのメンチの切り方なんて、もう『待ってました!!』
2幕の『狂気』から『決闘』のシーンでは≪デターーーー!!!≫
鍛え抜かれた肉体美のダンサー達が上半身裸で踊り狂うっていうか乱闘する、そのパワーと躍動感にただただ圧倒されました。

総指揮のジェラールさん、来日イベントでは『特に日本向けの演出とかサプライズはありません』って言ってたらしいけど、ちゃんとありましたよ!サプライズ演出。

2幕の『美しい者醜いもの』だったと思いますが、空手風のダンス振り付けです。
ヨーロッパ(特にフランス)の人にとって、日本のイメージって事ですかね。

また、何か思いついたら感想書き足します~。
長々と書いてしまいましたが読んで下さってありがとうございました!
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by gerrymama50 | 2012-10-07 17:08 | R&J

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